『読書は「アウトプット」が99%』

藤井孝一『読書は「アウトプット」が99%』(三笠書房知的生き方文庫 2014)を読む。
一時期読書のハウツー本や速読術などの本にハマったが、久しぶりに手にとってみた。
起業を目指す人や同業のコンサルタントを主な読者層とし、本を読む意義、アウトプットして活用する効果、本を読む時間の捻出など、読書をめぐるノウハウについて分かりやすく書かれている。

上記のような私のこうしたいつもながらの読書日記のスタイルであるが、読みにくいまとめ方である。
筆者は本書の中で次のように述べる。

 書評を書くにはコツがあります。
その本に「何が書いてあったか」「そこから何を学んだか」「それをどう活かすか」。この3つを柱にしてまとめるのがポイントです。
何が書いてあったかという内容の説明と、面白い面白くないという感想は誰にでも書けます。しかし、「何を学んだか」はその人のオリジナルの意見になります。
私の子どもが学校の読書感想文の課題に悩んでいたので、「3つのポイントで書けばいいんだよ」とアドバイスしたところ、なんと賞をもらっていました。この3つのポイントを踏まえれば、読み手にわかりやすく、その本から何を吸収したのかを的確に表せるのでしょう。
また、本のあらすじは裏表紙やアマゾンに書いてあるものを引用するのではなく、自分なりにまとめるのがベストです。繰り返すうちに、文章力も要約力も相当鍛えられます。
「要約+コメント」の書評スタイルは、あなたの”伝える力”も伸ばしてくれるのです。