歴史・文学・地質を巡る
2014.12.28~30
6時半前に目が覚める。大垣を発つ前に市内観光でもと思い、大垣城の周りを散歩してみた。
大垣城の建物自体は戦後になって建て替えられたものであり、真新しい白壁が周囲の風景から浮き上がっているように見えた。
外壁の真向かいに、埼玉では珍しくなったソープランドがあった。大垣城よりもこちらの方が印象深かった。
大垣城の近くに、『奥の細道』の最後の場面で芭蕉と一行が別れを告げた小さい公園がある。
有名な「蛤のふたみに別れ行く秋ぞ」の句碑もあった。
朝早い時間だったので、記念館に入ることはできなかったが、旅の緊張感を少しだけ味わうことができた。
教員になってから十数年、芭蕉の旅した土地を巡ってきたが、古典を追い求める私自身の旅も終わりを告げようとしている。
福井の方へ抜けていく途中で、時間もないところであったが、関ヶ原で少し寄り道をした。
「 天下分け目の戦い」が行われた場所で、各所に将軍誰々が陣取った記念碑が残されてはいるが、田んぼや住宅地が広がるだけであり、想像力貧困な私の目には強者どもの姿は浮かんでこなかった。
琵琶湖近くの国道からの風景。湿度の関係なのか、雲がかなり低い位置にある。
□「御嶽山〜大垣城〜大飯高浜原発〜城崎温泉〜鳥取砂丘〜玄武洞」を巡る(1/5)
□「御嶽山〜大垣城〜大飯高浜原発〜城崎温泉〜鳥取砂丘〜玄武洞」を巡る(2/5)
□「御嶽山〜大垣城〜大飯高浜原発〜城崎温泉〜鳥取砂丘〜玄武洞」を巡る(3/5)
□「御嶽山〜大垣城〜大飯高浜原発〜城崎温泉〜鳥取砂丘〜玄武洞」を巡る(4/5)
□「御嶽山〜大垣城〜大飯高浜原発〜城崎温泉〜鳥取砂丘〜玄武洞」を巡る(5/5)