『生きるコント』

大宮エリー『生きるコント』(文藝春秋 2008)を読む。
2006年から2007年にかけて「週刊文春」に連載されたコラムがまとめられている。
著者の大宮エリーさんは、東大薬学部卒業後、電通に入社し、フリーになってから映画監督・脚本家・放送作家を務めるという異色の経歴の持ち主である。テレビでトーク番組で見かけて、良い意味で男っぽい視点と物言いが印象的であったので手に取ってみた。
日常生活でふと感じる人生訓めいたエピソードを紹介する『生きるヒント』を捩ったタイトルから想像されるように、日々の生活の中での余計な気遣いや勘違いから生じる笑いが紹介されている。全て彼女自身の体験談であり、芸人も真っ青の「おいしい」エピソードばかりで、一気に読んでしまった。

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