樋口聡『フリーライターになる方法』(青弓社 2000)をパラパラと読む。
前半はフリライターの基本で、企画や取材、道具などの説明となっている。後半はライターケーススタディで、ミリタリーライターや二輪ライター、コスメライターなど、各分野のライターの経緯と生活が紹介されている。今ではウェブやユーチューブに主戦場を移しているのであろうか。
インターネットが定着してきた頃で、構造的な出版不況が続く中で、作者は、自分の興味を生かし、生きがいともなるライターという職業はなくならないと断じる。
樋口聡『フリーライターになる方法』(青弓社 2000)をパラパラと読む。
前半はフリライターの基本で、企画や取材、道具などの説明となっている。後半はライターケーススタディで、ミリタリーライターや二輪ライター、コスメライターなど、各分野のライターの経緯と生活が紹介されている。今ではウェブやユーチューブに主戦場を移しているのであろうか。
インターネットが定着してきた頃で、構造的な出版不況が続く中で、作者は、自分の興味を生かし、生きがいともなるライターという職業はなくならないと断じる。
武田祐子・木下禮子編著『地図でみる日本の女性』(明石書店 2007)をパラパラと眺める。
執筆者のほとんどが人文地理学や都市地理学の学者である。タイトルにある通り、女性の非正規雇用者の比率や女性の大学進学率、介護職女性比率などの県別の割合のデータが、日本全図の階級区分図で表現されている。一項目1ページでレイアウトされており、丁寧にも全部のページに日本地図が掲載されている。女性の生涯未婚率が大都市圏の都心部で高く、男性の未婚者は山間部の過疎地で高いなどの、興味深いデータもあるが、工夫のない構成で途中で飽きてしまった。
7人もの大勢の執筆者で統一したテーマで書いていくと、どうしても羅列的になってしまうのであろう。
松原惇子『「いい人」なんて、もうやめた』(すばる舎 2004)を読む。
著者は「クロワッサン症候群」の言葉を生み出した作家である。ざっくりまとめると、他人の評価ばかり気にせず、自分の生き方をしようという啓発本である。女性向けの本なので、いまいち入ってこなかった。
人から好かれたいという気持ちを捨て、自分を見て歩くようになると、かまわれることより、無視されることに喜びを得るようになるから不思議だ。無視されても充実して生きていけるというのは、人から解放されている証拠ではないだろうか。
いつも人を求めていては、外ばかりに気をひかれているので、自分をつくることはできない。
無視されたときこそ、自分らしく生きるチャンスなのだ。だから無視されるって、決して悪いことではないのですよ。
昔なら、わたしのことをよく言っていたという話を聞くとうれしかったが、いまは話題にしないでいいのにと、心の中で思う。人がどう思うかより、自分で自分が納得できる人に、わたしはなりたいと思っているからだ。
何とでも言ってちょうだい。そう思えるようになると、生きるのがラクですよ。不思議なことに、「いい人をやめてそのままの自分で生きていると、いつの間にか、まわりに人が集まってくる。人は、本当は「自分らしい人」にひかれるのでは。
谷口義明『宇宙のはてで銀河に会いたい』(丸善 1992)を読む。
写真中心の大判のフォトブックである。太陽と同じ大きさか、太陽の4倍程度までの大きさの恒星は、内部の水素爆発が尽きると、やがて超新星爆発を引き起こす。その際に分子雲が誕生し、その分子雲の中心部がつぶされて、少なくとも1万近い星団が一斉に誕生する。そうした現象をスターバースト・シンドロームと呼び、その一連の流れについて分かりやすく説明されている。