月別アーカイブ: 2019年1月

冬の研究会inさいたま

以下、知人からの紹介です。

ゆとりある教育を求め全国の教育条件を調べる会
冬の研究会inさいたま(第二次案)

◇講演 高橋哲氏  埼玉大学 教育学部准教授
テーマ 「学校における『働き方』改革をめぐる教育法的検討
―給特法の法構造をめぐる問題を中心に―」

1月26日 13:00受付 13:20開会 17:30終了
高橋講演と論議
研究発表①「教育を受ける権利保障と就学援助制度、そして……」 柳澤靖明

終了後、懇親会(別途会費)

1月27日 9:00受付 9:20開始 15:00終了
研究発表②「2017年義務標準法改正の影響」山﨑洋介
研究発表③「補習等の指導員等派遣事業の実態について」小宮幸夫
研究発表④「コミュニティスクールの全国動向」村田峻一
今後の調査計画についての検討「宮崎県の公文書を参考に」橋口幽美~       各県データの具体的読み取りと分析 <埼玉県を例として>~

参加費 1日:500円

会員内外の研究発表を募集します。
希望者は調べる会までご連絡ください。
shiraberukai@ae.auone-net.jp

1968年―89年―そして世界と日本の現在を考える 分断の時代を越える 2.2シンポ

以下、救援連絡センターメーリングリストより転載

1968年―89年―そして世界と日本の現在を考える 分断の時代を越える 2.2シンポ

主催 反資本主義左翼(LAC) 連続講座
(連絡先 090-1429-9485荒木)

●パネリスト
小倉利丸(現代資本主義批判研究)
山口智之(APFS 労働組合)
津川 勤(差別・排外主義に反対する連絡会)
原 隆 (NO-VOX Japan)
●司会/坂本 健(早稲田あかね)
●2月2日(土)午後5時半開場
●会場/スペースたんぽぽ
(千代田区三崎町2の6の2 ダイナミックビル4F
水道橋駅から徒歩8分)
●資料代 500円

分断の時代を越える2.2シンポジウム

●いま世界では、格差・不平等の広がりとともに、二極化と分断が深まる中、グローバリズムとナショナリズムそしてデモクラシーが、相互にトーンを上げながらきしみを立てている。

●「1968年」と現在との間に深い「断層線」を走らせたものは何か? 1989年の「冷戦」終焉から30年―世界情勢は大きく転換した。現在は、歴史的にみて、どんな時代なのか? 歴史は繰り返すのか? 「1度目は悲劇として、2度目は喜劇として」とは、『ルイ・ボナパルトのブルュメール18日』でのマルクスの言葉だ。歴史が繰り返されるかどうかはともかくとして、繰り返されなかった「過ち」はない。

「日本ではどういう展望がありうるか?まだまったく見えてこない。しかし、確かなことは日本一国内の視野ではなく、それが広く世界に向けて開かれ、かつ足はしっかりと日本に立ってということだけは、はっきりしていると思う。空間軸をそのようにとるとともに、時間軸も過去・現在・未来のその両方から検証し、理論化していく努力もまた緊要であろう。」(山口健二)

●資本主義グローバリズムによる貧富の格差・不平等の広がりが、社会の二極化と分断をもたらす中、かつてないほど既成政治の劣化と不安定、そして「民主主義の危機」が言われている。曖昧にしていた政治的な対立や矛盾もあらわになってきた。だが、「ひとり日本だけが奇妙な静けさに包まれている」(1.7日経)中で、草の根からのデモクラシーと台頭するナショナリズムとがせめぎ合う欧米のように、日本にも「新たな激動の時代」が到来するのか?果たして「国境を越えて団結する運動」(バーニー・サンダース)が創れるかどうか?

「幾度もの失敗を踏み台にして、さらなる高みを目指せ!」(韓国映画『密偵』より)
越えられない壁など、ないのだから。
(文責 原 隆)

明後日のコース

明後日参加するBRM127埼玉200のコースとキューシートが公開されていた。
昨年と同じコースなので、気持ちは楽であるが、天気予報を見るに寒さとの勝負になりそうである。
昨年は残雪のため復路のコースが変更となり、往路と同じになってしまい、余計にゴールが遠く感じた。
今回は昨年の反省を活かし、自転車の整備と寒さ対策に念に入れたい。

「自由と自治の砦に迫る 存続の危機 京大・吉田寮の日常を映画に」

本日の東京新聞夕刊より転載
大学時代に訪れた吉田寮での風景と体験がよみがえる。
館内放送でデモが呼びかけられ、無届けで商店街を練り歩いた。1泊しただけだったが、新鮮な体験で20年以上経った今でも印象に残っている。


 

現存する国内最古の学生自治寮で退寮問題に揺れる「京都大吉田寮」(京都市)を描いたドキュメンタリー映画の製作が進んでいる。監督を務める映像作家の藤川佳三さん(50)=横浜市在住=は「権力や地位のある人の言うことを受け入れる風潮がある中で、とことん議論して自分たちで決める寮の『自由と自治の文化』を知ってほしい」と話している。 (石原真樹)

廊下にこんろを置き、中華風の炒め物を作ってみんなで朝ご飯を食べたり、中庭で飼うニワトリの世話をしたり…。藤川さんのカメラは、思い思いに過ごす寮生たちの日常を追う。

藤川さんは寮の魅力を「議論すること」と語る。例えば寮内での喫煙。受動喫煙が「健康に悪いから駄目」とすぐに結論付けず、吸いたい人の気持ちも尊重する解決策がないかを徹底的に話し合う。「『吸う時にその場で確認すればよいのでは』など、一般論ではない考えが出てくる。大事なことだと思う」

藤川さんは中央大の学生だった1989年、京都大でライブを見た際に初めて吉田寮を訪ねた。古い建物と自由な雰囲気が印象に残ったという。2016年にプロデューサーとして関わった映画「菊とギロチン」の撮影時も遊びに出掛けた。

ところが大学側は2017年、老朽化を理由に退寮を要求した。「吉田寮には民主主義を考えるヒントがある」と思っていた藤川さんは、貴重な場がなくなるかもしれないと危機感を持ち、昨年5月にドキュメンタリー映画の製作を決めた。

寮の運営を担う自治会は退寮に応じず、話し合いでの解決を模索する。しかし大学側は昨年12月、建物明け渡しの前段階となり得る占有移転禁止の仮処分を京都地裁に申し立て、地裁が仮処分を今月執行した。撮影では、大学側と寮生との交渉の様子も捉える。

撮影は終了し、今春の完成を目指している。製作費を募るクラウドファンディング(https://motion-gallery.net/projects/yoshidaryou)を二月十二日まで実施している。

吉田寮を紹介する写真展「百年の光跡」も開催する。今月24~27日に横浜市中区の横浜パラダイス会館で、2月1~11日には東京都台東区の「イリヤプラスカフェ カスタム倉庫」で。2月10日は同カフェで元寮生らを招いたトークイベントもある。問い合わせは藤川さん=電090(4662)8478=へ。

<吉田寮> 現在も使われている国内最古の学生自治寮。1913年建設の現棟と2015年建設の新棟、食堂からなる。入寮者の選考や寮の運営は、寮生による自治会が担当。性別や国籍、年齢を問わず、月2500円の寮費で生活できる。寮生は現在約100人で、うち3割程度は女性。