石田久雄・古倉宗治・小林成基『自転車市民権宣言:「都市交通」の新たなステージへ』(リサイクル文化社 2005)を読む。
車道を走ると邪魔者、かといって歩道では厄介者となってしまう自転車について、欧米の現状や縦割り行政の弊害などを指摘しつつ、環境面だけでなく健康面や経済面からも優れた交通手段であると位置づけ、走行スペースや駐輪場所、通勤での奨励等、総合的な活用方法について提言をしている。
趣旨は興味深かったのだが、官公庁の文書からの引用の継接ぎだらけで、大変読みにくい文章であった。もう少し表や図解などの工夫があれば良かったのに。
詳細は「自転車活用推進研究会」のホームページを参照してください。