月別アーカイブ: 2016年8月

『自転車市民権宣言』

石田久雄・古倉宗治・小林成基『自転車市民権宣言:「都市交通」の新たなステージへ』(リサイクル文化社 2005)を読む。
車道を走ると邪魔者、かといって歩道では厄介者となってしまう自転車について、欧米の現状や縦割り行政の弊害などを指摘しつつ、環境面だけでなく健康面や経済面からも優れた交通手段であると位置づけ、走行スペースや駐輪場所、通勤での奨励等、総合的な活用方法について提言をしている。
趣旨は興味深かったのだが、官公庁の文書からの引用の継接ぎだらけで、大変読みにくい文章であった。もう少し表や図解などの工夫があれば良かったのに。

詳細は「自転車活用推進研究会」のホームページを参照してください。

『自転車用語の基礎知識』

バイシクルクラブ編集部編著『自転車用語の基礎知識』(枻出版 2003)を読む。
雑誌「バイシクルクラブ」を発行する編集部が、男性向けのくすっとすつようなユーモアを交えて、取っ付きにくい自転車用語について分りやすい解説が加えている。
辞書代わりに手元に置いておくというよりも、さらっと楽しく読み流すような内容である。改訂版の発行を願う。

明治大学和泉校舎

2016-08-26 13.28.06
仕事の関係で、明治大学和泉校舎を訪れた。
駿河台の校舎の周りは大学卒業後も何度か歩いているが、和泉校舎の方に足を踏み入れたのは、大学受験の発表を見に行って以来、20数年振りであった。
大学というよりもおしゃれなオフィスビル街といった佇まいに隔世の感を禁じ得なかった。

『耳なし芳一からの手紙』

内田康夫『耳なし芳一からの手紙』(角川文庫 1992)を読む。
太平洋戦争時の仲間との間のトラブルに起因する事件を浅見光彦が鮮やかに解決する事件簿である。
下関の風景描写は良かったが、小説作品としては破綻していた。事件のトリックも強引で、いくつかの伏線も放ったらかしのまま、無理やり戦前の事件に結びつけて話が尻切れトンボのままに終了するという歯切れの悪い作品であった。

筑波大学〜JAXA〜産業技術総合研究所

研修の一環で筑波大学を訪れた。実際に移動してみて、国公立大学の敷地の大きさに驚いた。
現在運用されているスーパーコンピュータ”HA-PACS”も間近に見ることができた。
理論とも実験とも違う
2016-08-24 11.11.19

2016-08-24 12.37.45 2016-08-24 13.51.47
2016-08-24 13.59.58 2016-08-24 14.10.23
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昼食後、筑波研究学園都市の中核をなしているJAXA(宇宙航空研究開発機構)を訪れた。

2016-08-24 15.17.33
最後に、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)にある地質標本館を訪れた。