日別アーカイブ: 2014年12月21日

「郷愁の社会主義」

本日の東京新聞朝刊に木村太郎氏の「郷愁の社会主義」と題したコラムが掲載されていた。
10年ほど前に公開された『グッバイ・レーニン』というドイツ映画をネタに、旧東独のテューリンゲン州で社会主義政党に属するボド・ラメロウ氏の首相就任を取り上げている。内容はさておき、ワイヤーで吊られたレーニン像が空を舞う有名な映画のワンシーンを思い出しながら興味深く読んだ。
ただし、木村氏の指摘する「郷愁」という側面には引っかかりを感じた。日本に限らずアジアでもヨーロッパでも格差が広がっている現在、社会主義政党に期待する国民の声は「郷愁」ではなく「現実」であろう。

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『矛―パンクラス公式読本』

大谷泰顯企画制作『矛―パンクラス公式読本』(ダブルクロス 1997)をパラパラと読む。
グレイシーという「黒船ショック」が格闘技界を揺るがしていた1997年に、鈴木みのるバージョンの「矛」と船木誠勝バージョンの「盾」、2冊同時に発売されたプロレス団体パンクラスの公式読本の一冊である。
現在はいわゆる「プロレス」というカテゴリーで活躍する鈴木みのる選手のインタビューを中心に、現在もパンクラスで活躍する伊藤崇文選手、近藤有己選手などのコメントの他に、UWFの総括や、カール・ゴッチ氏や佐山聡氏の声も掲載されているボリューム満点な内容となっている。

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