日別アーカイブ: 2014年10月26日

「大学生おしゃれデモ」

本日の東京新聞朝刊に、特定秘密保護法に反対する大学生が取り上げあられていた。学生の主張の中身よりも、そのスタイルの新鮮さ(?)に注目した内容となっている。このような金にもならない記事を掲載し続けている東京新聞の姿勢は素晴らしい。
歴史を紐解くまでもなく、どの国でもどの時代でも、社会の雰囲気を変えていく先導は学生である。やれ背後のセクトがどうたらこうたらとか、おしゃれなスタイルがああではないこうではないという野次が出てきそうだが、学生自身が考える一番効果的なスタイルを追求してほしい。
記事の最後にある、「僕らより下の大学1、2年生や高校生が僕らの方向をまねて、僕らが『だせえ』と言われるほどのデモをしてもらえるなら、それ以上のことはないな」という明治学院の学生のコメントが秀逸である。

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『平家伝説殺人事件』

内田康夫『平家伝説殺人事件』(飛天出版 1995)を読む。
先日読んだ『後鳥羽伝説殺人事件』に続く、浅見光彦が登場するシリーズの2作目である。
平家の落人が住みついたという伝説が残る、高知県四万十市西土佐藤ノ川地区を舞台にした不可解な連続殺人事件である。
帝国書院の地図やGoogleMAPを片手に、南国土佐の藤ノ川地区に思いを馳せながら読み進めていった。
浅見光彦の活躍よりも、桃源郷伝説を彷彿させるような隠れ里の集落の様子の方が印象に残った。
機会があれば訪れてみたい。