地上波で放映された、細田守監督『時をかける少女』(2006 角川ヘラルド)を観た。
生協の冷凍焼き鳥をつまみつつ、のどごし〈生〉でちびちびやりながら、あまり期待せずに観ていたのだが、予想に反してとても面白かった。最初は現代の高校生の日常を描いているので、わざわざアニメにする必要があったのだろうかと心の中で毒づいていたが、後半に入って主人公のジャンプするシーンなど、躍動感が気持ちよいくらいに伝わってきた。
「タイムリープ」という時間を自由に移動できる能力をモチーフとしながら、実は決して戻ってこない「青春」を描くというさわやかな内容である。
原作を読んだことはないのだが、一体どのような構成の原作になっているのであろう。いつか「未来」で手に取ってみたいものである。
時間を無駄にしがちな高校生に是非ともオススメしたい映画であった。
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