『少年少女日本文学全集 壷井栄・林芙美子』(講談社)を読む。
子ども同士の友情や家族の愛情などがテーマの、子ども向けの短い読み物が多数収められている。
壷井さんの『二十四の瞳』は初めて全文読んだ。先生と生徒のまあありきたりな物語であろうと今まで敬遠していた。治安維持法や戦争を通した先生と生徒たちの人生の物語となっている。戦争よりも強い人間の絆という話が、東日本大震災後の現代の話と読むこともでき興味深かった。
壷井さんと、林芙美子さんは家が隣同士だったということを初めて知った。
『少年少女日本文学全集 壷井栄・林芙美子』
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