一般社団法人彩の国子ども・若者支援ネットワーク主催の「子どもたちの実情と支援のあり方」と題した講義に参加した。
授業料が無料の義務教育や公立高校といえど、日本では教育費が高く、生活保護の最低生活費ではまかないきれない現実を知ることができた。小学生のいる貧困家庭では習い事にお金をかけることができず、小学生でも友達との生活の違いを意識してしまう。また、中学校では塾にお金が回せないため、中学校の授業での躓きが解消できず学力が低いままで留まってしまうケースがある。また、全日制高校では公立といえど、学年費や修学旅行積立金などで年間60万近くかかり、金銭面で定時制に志望を変更したり、中退するなどの問題が起こっている。そして十分な教育を受けられないままに不安定な就職を続け、結婚し子どもをもうけても、またその子どもも同じような道を辿るという貧困の連鎖が問題となっている。そうした貧困の流れを断ち切る一つの方法は、中学校で学力をつけさせ、高校での生活をサポートしていくことである。
「子どもたちの実情と支援のあり方」
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