ウィン・ウェンガー『頭には、この刺激がズバリ効く!』(三笠書房 )を読む。
3週間で脳の働きが活性化する秘訣を教えますといった触れ込みで、眉唾物だろうと思いながら読んだ。何てことはない、ピアジェの発達心理学を応用した、障害児教育で用いられている感覚等合法やムーブメント教育などの焼き直しである。四つん這いで這ったり、光に反応したりと、大脳の下部機関である延髄や橋脳、中脳レベルの働きに刺激を与えることで、大脳の機能の発達を目指すというものだ。しかし、科学的な裏付けに乏しく、話半分しか読まなかった。
月別アーカイブ: 2004年12月
東京ミレナリオ
本日の東京新聞の夕刊
本日の東京新聞の夕刊に、パウエル米国務長官が外交専門誌「フォーリン・ポリシー」に、ブッシュ政権を取り巻く状況分析に関する論文を寄稿したとの話が載っていた。
パウエル国務長官は来年早々にも退任予定だが、長官は「テロを起こした者たちを裁き(justice)にかけるだけでなく、人々に公正(justice)をもたらしたい」とし、途上国の飢餓問題やエイズなど感染症への対策、人々の生活の基盤をなすと同時に観光資源にもなる貴重な自然の保護も訴えたそうだ。そして貧困解決を図るためには、腐敗した独裁的な政権にも改革を迫っていく必要も強調したということだ。彼の主張は、イラクの市民の生活基盤を目茶苦茶にし、自然を破壊し、アメリカ傀儡の軍事政権を作ろうとするブッシュ政権に対する批判となる。パウエル氏の指摘する真っ当な平和への道筋がブッシュ政権で浮いてしまうということは、逆にラムズフェルド国防長官を中心とした政権内タカ派の異様さが照射されてくる。
amlより
Subject: [aml 42247] 第1ラウンドは負けましたが
From: 長内経男
Date: Tue, 21 Dec 2004 16:40:34 +0900
Seq: 42247
長内です。埼玉県議会の傍聴席(定員216席)で満員の傍聴者が見守る中、高橋史朗氏を教育委員に任命する人事案が賛成多数で可決(賛成75人)されました。反対したのは公明党10人、民主4人、共産4人
賛成したのは自民党65人、地方主権の会8人、無所属2人
棄権したのが1人(地方主権の会)本会議終了後、傍聴していた市民が議会棟玄関前にあつまり、自然発生的に「報告集会」のようなものがもたれました。
そこでは、朝からの一連の行動報告が行なわれ、
上田知事側は「文部省の回答」を捏造して議員に配布していたことが明らかに!
http://www.geocities.jp/saitamakyoiku/1220keika.html
それにもかかわらず、人事案件を撤回するか、否決すべきなのにもかかわらず、議事運営の変更さえせずに、質疑・討論を一切やらず、いきなり採決したことに抗議しました。
傍聴者一同の名で、高橋史朗氏の教育委員任命に抗議する声明文が読み上げられました。
http://www.geocities.jp/saitamakyoiku/1220.html
そして、今後もこの間実現した「統一戦線の陣形」を発展させていくこと、そして県教育委員会と高橋史朗たちの動向を監視していくことを確認しました。
第1ラウンドは、単純に埼玉県議会の議席数のバランスで負けましたが、それによって展望がなくなったわけではなく、個人的にはむしろ、この間の行動によってこそ展望がひらけた気がしており、まったく落胆はしていません。
この高橋史朗氏が埼玉県教育委員に任命されるという報道を知ってから(12月7日)、たった2週間足らずでしたが、この問題に取り組んだ全ての人々が単純な力関係に絶望しないで、ギリギリの土壇場までとことん闘いの可能性を追求し得たことで、高橋史朗氏の教育委員任用にかかわる法律上、教育行政上の問題点の指摘と、これを超えるための知事サイドの策動暴露などによって、一瞬でも知事サイドと「議連」の連中に「あわや」と思わせるところまでこれたことの意味は大きいと思っています。
それは、一般的に、課題を並べて指摘する意味であったり、宣伝的な態度表明のレベルのことではなく、掛け値なしに「統一戦線の陣形」が、偶然的・結果的にかもしれませんが、この短期間(約2週間)に育ちつつあることを、今後の闘いのためにも評価したいと思うからです。
いろいろお願いしましたので、報告しなければならないことがまだ残っていますので、「任命阻止ネット」は、HPをしばらく残して置きますが、これでひとまず行動を終えたいと思います。
任命阻止ネットのURL
http://www.geocities.jp/saitamakyoiku/
みなさん、たくさんの支援行動ありがとうございました。
長内経男(市民じゃ〜なる)
TEL 048-834-1232 FAX 048-833-6861
osanai@jca.apc.org
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参考:報道関係
【埼玉新聞Web版】県議会が人事案同意
http://www.saitama-np.co.jp/news12/21/01p.htm
【東京新聞・Web埼玉版】怒声の中、異例採決
http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20041221/lcl_____stm_____000.shtml
【Web読売新聞・Web埼玉版】県会、淡々と手続き
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news001.htm
【産経新聞・Web埼玉版】
http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/saitama/
『私の大学院合格作戦2005年版』
『私の大学院合格作戦2005年版』(エール出版 2004)を読む。
タイトル通り大学院に合格したばかりの大学4年生を中心とした受験生の勉強法やオススメの参考書の紹介である。英語の勉強法に至っては大学受験用の「ターゲット1900」を推薦したり、また、広告主の予備校の宣伝も巧妙に交えられており、読むべきところは少なかった。