アテネ五輪の年、2004年がやって来た。今年は仏教大学での通信教育学習も含めて、おそらく一生のうちでも一番忙しい年になりそうな予感がする。今まで自分のための勉強をサボってきたツケが30歳を過ぎてやってきてしまった。30歳は『論語』で言うと「而立」なのだが、馬齢を重ねるだけであった私は「吾三十にして学を志す」意気の「志学」の身である。
今年は元旦早々小泉首相の靖国神社「公式」参拝などきな臭い動きが目立つ。自民党とブッシュ政権のごり押しでイラクに派遣された自衛隊を「国民の代表」と喧伝し、一方で「国家の英霊」を祭る靖国神社を参拝するという話は戦前の国家主義丸出しの行為である。自衛隊員が殺された場合また靖国神社に英霊として眠る事になるのだろうか。また自衛隊の「誤射」により殺されたイラク民衆の霊魂は果たして靖国神社に祭られるのだろうか。それとも千鳥が淵に祭られるのだろうか。