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『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編] 叛逆の物語』

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わざわざ羽生のイオンまで、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語(2013 ワーナーブラザース)を観に行った。
最初は変身シーンといい、5人揃っての愛らしい闘いといい、「プリキュアかい!」とツッコミを入れたくなるような内容であった。しかし、そこは制作側の思う壷で、テレビ版と同じく、かわいらしい魔法少女映画から、中盤一転して複雑な物語世界へと変わっていった。
テレビ版の最終話で完結したはずの鹿目まどかの支配するパラダイムが崩れ、魔女であるはずの暁美ほむらの考えるパラダイムへと変わっていく。そして最後はテレビ版の話を使用しながら、鹿目まどかと一緒に居たいという暁美ほむらの欲望が支配する悪魔の理想的な世界が描かれフィナーレを迎える。
途中、うつらうつらとしてしまい、暁美ほむらの世界に変わっていった流れが押さえきれなかったのだが、大体の流れは理解することができた。しかし、テレビ版の世界そのものをひっくり返すという手法については、テレビ版が好きな観客にとっては評価の分かれるところであろう。昔、『リング』や『らせん』で有名な鈴木光司氏の第3作『ループ』を読んだ時のような複雑な感想を抱いた。しかし、あの完成されたテレビ版からよくも今回の映画までつなげられたものだ。脚本家の虚淵玄(うろぶちげん)氏の手腕の高さを改めて実感した。もう一度細かい場面をじーっと観たい映画である。

『女子大生がヤバイ!』

小沢章友『女子大生がヤバイ!』(新潮新書 2009)を読む。
東京近郊の某女子大学で15年にわたって「文章創作」講座を担当する著者が、授業で提出された「小説」を採り上げ、昨今の女子大生の内面と、彼女らを取り巻く社会状況について考察を加えている。特に彼女らに影響の大きい、家族、友人、彼氏、性的妄想、携帯の5つのジャンルに分けられ、上辺だけの友人付き合いや、家族に対する恨み辛み、倒錯した性や暴力願望などをテーマにした小説が次々と紹介され、彼女らの心の闇が次々と明るみに出ていく。
自分の気持ちを共感的に相手に伝えることに長けた女性ならではの感性に感心するばかりであった。

『40歳からの知的生産術』

大阪商業大学学長・総合経営学部教授を務める谷岡一郎『40歳からの知的生産術』(ちくま新書 2011)を読む。
先日読んだサラリーマン向けのステップアップの勉強術ではなく、研究を職業とした若きエリート大学人を読者層に想定した少し毛色の変わった内容であった。論文作成の効率的な時間の使い方や、クリエイティブなアイデアを論文にまとめるための情報整理術などが少々辛辣な語り口でまとめられている。あまり首肯するところは少なかったが、次の読書術についての一節は印象に残った。引用してみたい。

筆者自身の経験から確信していることの一つとして、「本を読まない人間は、人類に新しい知見を加えることはできないだろう」ということがある。(中略)下世話な言い方をするなら、「偉くなりたかったら、本を読みなさい」というのは、真理だと考えるのである。(中略)私が考える正しい言い方はこうだ、「本の好きな人だけが、偉くなれる」。つまり、「本の嫌いな人がいくら本を読んでも、偉くなれるわけではない」と考えているわけで、偉くなる人の条件として、まず「本が好きになる」ことが必要条件なのである。

筆者は上記のように述べた上で、ひたすら乱読からスタートし、徐々に厚い本が読めるようになるテクニックを用いつつ、好きな批評家の本にあたりながら、読書記録を付けていくことを提唱する。ごちゃごちゃと読書について斯くあるべしと述べるよりも、「とにかく読め」というスタイルは好感が持てる。

『四〇歳からの勉強法』

三輪裕範『四〇歳からの勉強法』(ちくま新書 2005)を読む。
学生や専門職を対象にした勉強法ではなく、仕事を抱えながらステップアップを狙うビジネスマンを対象とした勉強のハウツー本である。
勉強時間の捻出法に始まり、本の選び方、新聞・雑誌の読み方、英語の勉強法について項目ごとに分かりやすく説明されている。
特に、英語の勉強法については、受験英語と同じで、単語を暗記し、文法を復習し、読解力を高めていくことが必須であると述べる。いたずらに英会話に流れてしまうと、読むことも話すこともできず中途半端に終わると警告する。

『日本を変えた10大ゲーム機』

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多根清史『日本を変えた10大ゲーム機』(ソフトバンク新書 2008)を読む。
インベーダーゲームに始まり、ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、プレステ、プレステ2、Xbox、DS、Wii、プレステ3の10のゲームについて、その特徴や人気度、販売戦略、ソフトメーカーとの関係などが分かりやすくまとめられている。
ちょうど、先週から妻が『街へいこうよ どうぶつの森』というWiiのゲームソフトを買ってきて、攻略本まで買ってはまっているの姿を見て、DSやゲームキューブとの関連が知りたくて手に取った本である。それにしても対戦もゴールもないゲームを楽しむことができる女性の感覚は不思議である。