先日使用済みのテレホンカードが大量にあったので、ネットで調べた「緑の地球防衛基金」という財団法人に寄付したのだが、先日私の名前が寄付協力者欄に小さく掲載された会報「緑の地球新聞」が送られてきた。主にアフリカと中国での沙漠緑化運動に技術協力している財団である。一面はタンザニアのテマ村での給水パイプラインの補強・拡充工事の進捗状況、次に中国陜西省での苗木育成センターの活動状況、続いて環境省の尾瀬沼ヘリポート建設計画縮小案に再要望書提出といった「地味〜」な記事が続く。まさに「緑の地球」といったグローバルな視点における、ローカルな活動を推進する団体である。活動の方向性としては正しいので書き損じハガキの寄付などで協力したいと思う。(どうでもよいことだが、先程文字変換で「会報が送られてきた」の文章が「解放が送られてきた」と変換された。こちらの方はあまり送られてきてほしくない代物である)
「生活」カテゴリーアーカイブ
関宿城博物館
京都・奈良へ
2泊3日で京都・奈良へ旅行に行ってきた。
奈良飛鳥の万葉集を巡る旅に出たいというのが当初の目的であったが、京都観光旅行がメインになってしまった。天候にも恵まれず、肌寒い旅路となった。しかし2日目は奇跡的に晴れて、自転車にて高松塚や石舞台、天の香具山や、また吉野にも赴くことが出来た。「大和には 群山ありと とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原は 煙立ち立つ 海原は かまめ立ち立つ うまし国そ 秋津島 大和の国は」と舒明天皇の歌にも登場する大和三山の一つである天の香具山の中腹まで自転車で登った。中腹からでも畝傍山と耳成山がきれいに見えた。飛鳥が山の神に守られた土地であることが実感出来た。
その後、夕刻も迫っていたが、近鉄吉野線の終点吉野駅からケーブルカーを乗り継いで吉野山へ向かった。古来桜の名所として和歌に詠み込まれている吉野であったが、桜の開花時期に嫌われ、つぼみを鑑賞するだけであった。「咲いたらすごいんだろうな」と、万葉集を飛び越えて、藤原定家の「有心」を体現するように、想像上のイメージを楽しむしかなかった。
車検
ここ4日間ほど、ミラージュを車検に出していたため、代車を借りて乗り回していた。三菱の新しいekワゴンという軽自動車を借りたのであるが、ミラージュよりも室内は大きく、取り回しがいいため、つい車検を急きょ取り止めて乗り換えようかと思ったほどだ。税金も安いし、燃費も良いのでいいところばかりなのだが、埼玉県内を走っていると後ろから煽られるので落ち着いて運転が出来ないのがウイークポイントである。またオートマ車を借りたのだが、マニュアルに較べて運転が雑になる気がした。クラッチやギアの操作が無い分だけ、ついつい運転しながら他のことに気を取られてしまう。携帯電話をかけながらの運転も、ほとんどがオートマ車であるがゆえの行為だろう。便利さの裏返しの危険性を改めて知ることが出来た。
『万葉集 名歌の風景』
今年の花粉症は早いと聞くが、これまでほとんど症状が出ない。体質が変わったのだろうか、中高生あたりがピークで年々症状は軽くなる一方である。アロエのヨーグルトと甜茶を飲む習慣を続けているが、それが効果を生んでいるのだろうか。まさに「世の中に たえて花粉の なかりせば 春のこころは のどけからまし」といった心境である。
先程、鉄野昌弘解説『万葉集 名歌の風景』(学研 2003)という万葉集の主要な舞台である奈良の写真集を買ってきた。
私の好きな持統天皇の「春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天の香具山」の歌に詠み込まれている香具山の写真も大きく載っている。春休みに奈良・京都へ行こうと考えているのだが、桜の季節の吉野は混んで大変であろう。
今日は久しぶりに仕事帰りにCDを買った。久石譲の4枚目の「PIANO STORIES」にあたる『ETUDE』(ユニバーサルミュージック 2003)というCDである。ピアノ曲を集めたものであるが、琴線に触れるような旋律に心が洗われるようである(笑)









