松本大洋『東京ヒゴロ』(小学館,2023)全3巻を読了。
出版不況でデジタル化の荒波が押し寄せる漫画業界において、アナログな画風で、心情の機微に触れるようなトガった作品を求める漫画編集者とクセのある漫画家が描かれる。五木寛之氏の小説にも、競争の激しい歌謡業界において、心を震わせる艶歌にこだわるプロデューサーを描いた作品がある。そうした時代に逆行する恐怖や不安と戦う男の物語として楽しむことができた。

松本大洋『東京ヒゴロ』(小学館,2023)全3巻を読了。
出版不況でデジタル化の荒波が押し寄せる漫画業界において、アナログな画風で、心情の機微に触れるようなトガった作品を求める漫画編集者とクセのある漫画家が描かれる。五木寛之氏の小説にも、競争の激しい歌謡業界において、心を震わせる艶歌にこだわるプロデューサーを描いた作品がある。そうした時代に逆行する恐怖や不安と戦う男の物語として楽しむことができた。
