投稿者「heavysnow」のアーカイブ

パンフレット研究:東京女子大学

東京女子大学のパンフレットを読む。
1918年に新渡戸稲造を初代学長として創立され、「キリスト教を基盤としたリベラルアーツ教育」を根幹とした伝統ある女子大である。都心からは少し離れた杉並の閑静なキャンパスが女子大の雰囲気を醸しだしている。
学科紹介がパンフレットの半分以上を占め、特に英語教育に力を入れており、2年次までたっぷりと英語の授業が組まれている。伝統のなせる技か、古くは瀬戸内寂聴や森英恵、竹下景子など数多くの著名人がこの学校を巣立ち、現在でも大手企業やマスコミにも卒業生を毎年数多く輩出している。
09年4月より、2学部10学科を統合・再編し、「現代教養学部」の1学部、4学科、12専攻になり、学校全体での学びの道筋が見えやすくなった。女子大にしては数多くの分野の学科があり、その学びは、文学や史学、哲学などの人文学科、経済や社会、国際関係といった国際社会学科、心理やコミュニケーションの人間科学科、そして女子大では珍しい数学と情報の2専攻を擁する数理科学化の4学科にまたがる。特に数学科は、教育学部ではなく数学を究めたいと考えている女子学生には選択肢の一つに入るであろう。

パンフレット研究:湘南工科大学

湘南工科大学のパンフレットを読む。
「東京」とあっても東京にない大学はたくさんあるが、この湘南工科大学は、大学名に湘南と冠せられている通り、江ノ島が見える、海まで300メートルのまさに湘南に位置する大学である。JR東海道線の辻堂駅から徒歩15分圏内にあり、都心からのアクセスもよい。機械工学科、コンピューターデザイン学科、マテリアル工学科、電機電子工学科、情報工学科、コンピュータ応用学科の工業系6学科からなる単科大学である。全学をあげて「モノづくり」にこだわっており、現場での技術者養成に特化したカリキュラムであり、昨年の就職率は100%であった。
工業高校出身者が多く、授業編成もシンプルである。パンフレットを開くと、湘南の海が近いため、「ヨット」や「サーフィン」といった実習授業がデカデカと宣伝されているが、現場志向の強い大学の姿勢はきちんと伝わってくる。

『ZERO』

麻生幾『ZERO』(幻冬舎 2001)を20時間以上かけて読んだ。
年末から読み始めたので、2年越しの読書である。上下巻で400字詰め原稿用紙で2512枚の大作である。しかも、警視庁公安部と警察庁公安部の確執、中国の軍の情報部と国務院の警察との権力対立、戦前と戦後の日中関係の変遷など、組織内部の複雑に絡み合った人間関係が話のベースになっているため、何度も巻頭の人物紹介のページを繰りながら、頭の中で人間関係を整理しながら読み進めていった。
実話を基にしており、警察庁長官狙撃事件や共産党盗聴事件などで暗躍する警察庁公安部の内情の一端が分かって大変面白かった。久しぶりに本と格闘したという読後感が残った。しかし、公安という存在を知らない一般ピープルには全く興味が湧かない内容である。

『the ジブリ set』

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札幌を中心にハウス系ミュージックのDJをしている、DAISHI DANCEという人がアレンジしたCD『the ジブリ set』(2008)をツタヤで借りてきた。
宮崎駿と久石譲が組んだ『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』などの映画音楽が低音の効いたカッコいいリズムで奏でられる。
たまには人目を気にせず、こうした音楽で思いっきり汗をかいてダンスをするというのもいいかもしれない。。。

パンフレット研究:尚美学園大学

尚美学園大学のパンフレットを読む。
専門学校が母体で、1981年に開学した音楽短大が、2000年に改組されて4年制に移行した新しい大学である。音楽表現学科と情報表現学科からなる芸術情報学部と総合政策学科とライフマネジメント学科からなる総合政策学部の2学部と大学院で構成される。「芸術〜」と「総合〜」はそれぞれ上福岡と川越と別のキャンパスにあり交流はあまりないようだ。「音楽表現学科」は定員140人と少人数制を敷いており、専門学校と音大の両方の長所を兼ね備えている。目的意識のハッキリとした生徒にはお勧めであろう。

しかし、それ以外の学科、学部は理念もカリキュラムも迷走している感が否めない。特にライフマネジメント学科のパフォーミング・ビジュアルアートコースに至っては何を学んでいるのかすら定かではない。大学で学びたいこともなく、さりとて専門学校にも食指の湧かない目標意識の薄い生徒に対して、しぶしぶAO入試を勧めるような大学である。