投稿者「heavysnow」のアーカイブ

「憲法を歩く」

本日の東京新聞の「憲法を歩く」と題した連載記事で、いわゆる「ネットカフェ難民」の生活が載っていた。36歳の男性の悲哀な生活の実態

また、夕刊の文化欄では作家高村薫さんの

『ミッドナイト・イーグル』

midnighteagle_movie 〈ミッドナイト・イーグル公式ホームページ〉

高嶋哲夫原作・大沢たかお主演『ミッドナイト・イーグル』(松竹 2007)をララガーデンへ観に行った。
一言で感想を述べるならば、壮大なスケールと結末の予想できないテンポのよい場面展開の上で繰り広げられる、つまらない深夜ドラマといった感じだ。
自衛隊と北朝鮮?の工作部隊の銃撃シーンでは、自衛隊一個中隊が壊滅してしまう中、新聞記者は不思議と銃弾がかすりもしない。また、秘密を握る工作員が亡くなるシーンでは、死際に友人の腕に抱かれながら秘密をうわ言のように呟いてガクッと倒れてしまうなど、いかにも20年前の安っぽい刑事ドラマが描かれる。他にも自衛隊の装備の?や内閣危機管理室の?などのシーンで、何度も心の中でツッコミを入れていた。
見終わった後、映画という表現媒体そのものの限界すら感じた。おそらく原作は寒さと吹雪で視界が真っ暗な中で繰り広げられる銃撃戦の恐怖を読者の限りない想像力に委ねるのであろう。その舞台では暗闇の中で、目に見えない相棒と敵に囲まれた不安やしかし、映画では夜の冬山という設定にも関わらず役者にはライトが照らされ、

途中で文章が頭の中がこんがらがってまとまらなくなった。今週はめちゃくちゃ忙しかった。いや、今週「も」忙しかった。明日の日曜日はゆっくりと休みたい。

P.S.
先程、この雑記帳の検索窓で原作者高嶋哲夫氏を検索したところ、6年前に高嶋氏の『塾を学校に』(宝島新書 2000)を読んでいた。教育論から、ノンフィクション、そして今回のようなハードミステリーに至るまで幅広いジャンルをカバーしている多芸な作家である。

『為替相場・巨額の頭脳戦』

NHKスペシャル「同時3点ドキュメント」取材班『為替相場・巨額の頭脳戦』(日本放送出版会 2006)を読む。
1日で約220兆円ものお金が取引される為替市場の現実を、ニューヨークのヘッジファンド「FXコンセプツ」と、中国政府肝いりの香港のヘッジファンド「シティック・キャピタル」、そして東京の「みずほコーポレート銀行」の国際為替部の3者をリアルタイムで追いかけ、為替変動に伴う緻密な変動予想や仕掛けの思惑を分単位で描き出す。日本円はドルの影響をもろに被るだけでなく、中国元の利上げにも根底から影響される現実を知った。結局グローバルなマネーゲームの世界も、政府の意向で簡単にドルを操作できる米国にあるヘッジファンドや、中国政府の裏情報を知る中国の政府系ヘッジファンドが儲かる仕組みになっているのである。特に極端に元安政策を取る中国は輸出によって外貨準備金がどんどん増えており、そうしたお金が原油や資源の先物取引に回っている現実は、実態が掴みにくい分だけ不気味である。

NHKスペシャル シリーズ 同時3点ドキュメント

側の蕎麦屋

昨日、家族を連れて寒い風の吹きすさぶ中、近所の蕎麦屋へ出掛けた。古利根川の川沿いのぽつんとした個人経営のこぢんまりとした店なので、つつましい雰囲気の店なのかと思って暖簾をくぐった。しかし、豈図らんや、蕎麦もうどんも素材からこだわった手打ちの本格派で、デザートのケーキまで手作りの暖かさがあり美味しかった。値段も相応だが、ゆったりとくつろげるので良い。

『水滸伝(上)』

施耐庵著・松枝茂夫訳『水滸伝(上)』(岩波少年文庫 1959)を読む。
現在定期考査の採点に追われているのだが、やるべき仕事が目の前にある時ほど、本棚の奥に眠る本を読みたくなってくるという習性は学生時分から変わらない。少年向けの抄訳であり、細かい人物描写が省かれているためか、登場人物の姿形を頭の中でイメージしにくく、話にいまいち乗っていけない。後半はもっと面白くなっていくのだろうか。