投稿者「heavysnow」のアーカイブ

『銀座ママが教える「できる男」「できない男」の見分け方』

ますいさくら『銀座ママが教える「できる男」「できない男」の見分け方』(PHP研究所 2001)を読む。
銀座で会員制クラブを経営する著者が、男性のファッションや身のこなし、また女性や後輩に掛ける何気ない一言から、仕事や家庭で成功し周囲から一目置かれる男とそうでない男に分類する。
著者のアドバイスによれば、男は表面だけを飾れば飾るほどボロが出てしまうので、ネクタイやメガネなどのさりげないおしゃれや清潔感を心がけた方が良いとのことである。無理した若作りではなく、少年のような一途さを忘れない若さこそが男性の魅力なのだそうだ。また、ホステスの女の子にもさりげないフォローをするなど、相手のことをまず第一に思いやる「レディーファースト」の気持ちから発した言葉掛けが大事だと述べる。
銀座で「もてる男」になるには、単に金だけでなく人間的な修羅場をくぐることが大切なのである。私にはまだまだ足りない部分であると反省する次第である。

『新版 いちずに一本道 いちずに一ッ事』

相田みつを『新版 いちずに一本道 いちずに一ッ事』(角川文庫 1992)を読む。
新年最初の読書として、人生の応援歌になるような本をと思い手に取ってみた。しかし、著者相田さんは前向きな応援を否定し、人生負けることで、身の丈にふさわしい自分になれると説く。

人間というのは、途方に暮れる経験をすることが、いかに貴重であるかということを、私は言いたいんです。途方に暮れる経験がないと、人生はわからない。にっちもさっちもいかない、どこにも行く場がない。そういう経験が、皆さんにも必ずあると思う。右に行ってもダメ、左に行ってもダメ、南に行ってもダメ、北に行ってもダメ、どうにもしようがなくて、本当に途方に暮れる。そういう経験が人間の「いのちの根っこ」を育てていくんです。負けるってことが、いかに大事か。そのことを私は皆さんに訴えたいと思うんです。

しかし、相田さんは人生に負けることは大事だが、負ける人生を受け入れるだけの心身の健康を保てとも説く。

どんなことがあってもいい。挫折結構。失敗結構。大事なことは、そのことでいちばん大事ないのちを落とさぬことです。身体さえ丈夫であれば、何をやっても生きてゆけます。
人間にとっていちばん大事なものは、学歴でも肩書きでもお金でもありません。丈夫な身体と健康なこころ、これが最高の宝です。その他は枝葉、一時の飾りです。くよくよすることはありません。

相田さんは、落ち込んでいる人(人間誰しも落ちこぼれだが)を無理に引っぱり上げる言葉を掛けるのではなく、立ち上がるために踏みしめる土台を心にそっと置いてくれる。

自分が自分にならないでだれが自分になる

あのときの あの苦しみも あのときの あの悲しみも
みんな肥料になったんだなあ じぶんが自分になるための

ともかく具体的に動いてごらん
具体的に動けば 具体的な答が出るから

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□ =相田みつを美術館 Mitsuo Aida Museum= □

謹賀新年

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謹賀新年
皆様の心身のご健康を心より祈念いたします。

例年通り、紅白歌合戦をだらだら見ながら新年が明けた。タイトルの色に示されるように昨年は白組の優勝であった。
昨年の今ごろは社会福祉士の国家試験の準備に明け暮れていたが、さて今年は何を目標に邁進すれば良いのであろうか。
今年は子(ねずみ)年である。12年後再び子年が回ってくる頃は40代半ばになる。このまま何事もなく家庭も仕事も平凡に過ごすこともできるであろう。そのことに感謝の気持ちを忘れてはならない。しかし、人生は一度きりである。まだまだ変わっていくことにドキドキする好奇心冒険心も大切に大切にしていこう。

『外国為替投資の基礎常識』

竹内淳『外国為替投資の基礎常識』(実業之日本社 2004)を読む。
為替取引の入門書としてはかなりまとまっていて読みやすい本である。為替変動の要因や分散投資の説明も要領を得ており、外貨預金も含めて外貨を持つことのメリットとリスクが分かりやすく解説されている。また、外国為替取引についても入門的なルールだけでなく、各通貨の種類と性格や日経新聞からの情報の読み方まで伝授される。また為替レートを動かす要因として、景気、金利、物価、株価、経常収支、その他の6点からのチャート式の解説も分かりやすい。ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析もシンプルで的を得(射)ている。著者は外国為替取引業者の「外貨ドットコム」に勤務するが、自社の宣伝は少なく、広く入門書としてオススメである。
この手の本をここしばらく10冊ほど読んできたが、ごちゃごちゃ不要な情報を詰め込もうとして失敗している本が多かった。この『外国〜』は内容がすっきりしており、展開もテンポ良く、小説を読んだような読後感すらある。

『アイ・アム・レジェンド』

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今夜も子どもをお風呂に入れてから、ララガーデンへ映画に出掛けた。
ウィル・スミス主演『アイ・アム・レジェンド』(2007 米)を観た。
人類が滅亡したニューヨークでただ一人生き残った男をウィル・スミスが演じる。SF的な近未来の話なのかと思っていたら、ハリウッドお得意のゾンビ映画であった。ガンの特効薬が突然変異し、狂犬病に似たウイルスが世界中にばらまかれ、人類の大半が死滅し、残った人間がゾンビとなり、人間を襲うという設定だ。『バイオハザード』や『バタリアン』とほとんど同じ設定である。「21世紀版ゾンビ映画」というキャッチフレーズがふさわしい。
途中、神の言葉を信じて、ウイルスが活動できない山岳の寒冷地にある人類生存の村へ行こうと誘いかける場面がある。ちょうど旧約聖書の『創世記』に出てくる「ノアの方舟」を彷彿させる。日本人には理解が難しいキリスト的な世界観がベースになっており、アメリカ人に受け入れやすいのだろうか。

映画『アイ・アム・レジェンド』公式サイト