『トップアスリート』

小松成美『トップアスリート』(扶桑社,2008)を2編だけ読む。
著者は人物ルポルタージュやスポーツインタビューを得意としているノンフィクション作家である。
航空機の機内誌に連載されたアスリートインタビューから35人分が一冊にまとめられている。
機内誌なので、5分程度で読める分量となっているが、それが同じ調子で35人も続くと読む気が失せてしまう。松坂大輔と別府史之の2人だけ読んだ。一編だけならスーッと読むことができ、スポーツ選手の横顔が伝わってくる。

『道具屋殺人事件』

愛川晶『道具屋殺人事件』(原書房,2007)を一編だけ読む。
表題作の他2編が収録されているが、表題作だけ読んだ。「神田紅梅亭寄席物帳」という落語をモチーフとしたミステリーシリーズの一作目である。つまらなくはないが、あまり嵌まらなかった。

『ガザ 素顔の日常』

会議後は、ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネ ル監督作品『ガザ 素顔の日常』(2019)の上映会が 実施された。タイトル通り、イスラエルによる侵攻が始 まる前の、“天井のない監獄”とも評されるガザ地区 に暮らす市民の日常が描かれる。前半は、商店街に は物があふれ、スポーツやおしゃれを楽しむ若者も 多く登場するシーンが続く。しかし、後半に入ると、 銃声が街中に鳴り響き、常に死と隣り合わせの不安 な日常シーンが続く。夢も希望も抱くことができず、 フェンスの中で人生を終えるしかないという諦めが、ガザ地区生まれの子どもたちへと受け継がれていく。 怒りや悲しみは、時に生きる原動力にもなるが、諦 めからは何も生まれない。そんな市民がどうしてフェ ンスの中を逃げ惑うことになるのか。映画の中で直 接は語られないが、観客の心の中に、「どうして」と いう疑問が印象付けられる映画であった。

『キング牧師』

辻内鏡人・中條献『キング牧師:人種の平等と人間愛を求めて』(岩波ジュニア新書,1993)をパラパラと読む。
教材研究のために手に取ったのだが、文章がつまらないので、頭に入ってこなかった。