『バカはバカなりに』

細田吉郎『バカはバカなりに』(ごま書房 2006)を読む。
中卒でニートややくざまで経験した著者が、心機一転20代半ばで事業主となり、ビジネスの面白さや苦さを余すところなく語るビジネス書となっている。著者は埼玉出身で、高校を1日半で中退し、様々なアルバイトを経験する中で商売の面白さを感じ、21歳の若さで中古車販売会社を成立し、執筆当時は順調に会社を軌道に乗せている。

手にとった時は、単なる自費出版の自叙伝かと思ったが、自身の会社を興すまでの経緯はほとんど省かれ、社長となった時の心構えや作法、人付き合い金付き合いについて丁寧に語られている。現在の私自身の境遇とは全く異なるものだったので、逆に気楽な気持ちで楽しく読むことができた。

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