『星の王子さま』

サン・テグジュペリ『星の王子さま』(岩波少年文庫 1953)を読む。
星を旅する王子さまと飛行機故障のため砂漠に往生する私の何気ない会話や思い出話で話が進行していくほのぼのとした作品である。しかし、物事を常識や経験でのみ捉えようとし、素直にものを見、関係を結ぼうとしない大人のつまらなさを逆説的に導き出していく高度な絵本となっている。

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