『デイ・アフター・トゥモロー』

地上波で放映された、ローランド・エメリッヒ監督『デイ・アフター・トゥモロー』(2004 米)を観た。
典型的なハリウッド発「ディザスター・パニック」映画で、突然地球の北半球全域が数週間にわたって氷河期になってしまうという設定で、その極限状況下において進行する恋愛や家族愛のドラマが中心に描かれる。冒頭のカッチョいい映像と、後半の人間ドラマという流れは、数年前に観たトムクルーズ主演の『宇宙戦争』やキアヌ・リーヴス主演の『地球が静止する日』に酷似していた。

それにしても、アメリカのハリウッド映画で、この手のディザスター映画とゾンビ映画が繰り返し制作されるのはなぜなのだろうか。旧約聖書『創世記』にある「ノアの方舟」伝説や輪廻転生を否定し、最後の審判まで永遠に眠り続けるというキリスト教の死生観の影響が強いのであろうか。

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