水本秀一『風俗体験記』(文芸社 2008)を読む。
タイトルの通り、著者が実際に体験した風俗の女性との交流が延々と書き連ねられている。「身長156cm位、年齢22歳位、F子だった。」「二人目がロリ系ギャルを集めたような店で、紹介してもらったA子だった 身長160cm位、年齢23歳位。」「「次にC子と同じA店に在籍しているD子について 身長161cm位で年齢20歳。」との見出し書きが並び、執拗なまでに話した内容や、プレイの内容、女性の印象が語られる。
出版社からして、おそらくは自費出版であろう。Amazonで検索しても何冊か出てくるので、著者も結構費用を負担しているのではないか。しかし、それを差し引いても、ゆめゆめエキサイトするような代物ではなく、ただ著者のマニア的な露悪な趣味の紹介本に過ぎないと断じざるを得ない。風俗についてのノウハウが記されているのではと、最後まで読んだが、結局は時間の無駄となってしまった。