本日の東京新聞朝刊に、経済産業省が示した「エネルギー基本計画素案」で、再生可能エネルギーのさらなる上積みと火力発電の減少が示された。ただし、原子力については、争点としたくないため、現行の2030年度案のベースロード電源の位置付けを変えていない。
授業の中でも触れたいが、私は原発は即時廃炉、再生可能エネルギーやリチウムによる蓄電池で日本の電源賄えるようになるまでは、当面の間、天然ガス(LNG)に頼るべきだというのが持論である。そのために、オーストラリアやロシアとの外交の厚みを増やし、官民一体で天然ガスの供給確保と、全個体リチウム電池の研究開発に惜しみない予算を投入しなくてはならないと考える。
これは私自身の考えですが、授業の中で、皆さんに「火力か原子力」といった単純な議論ではなく、もっと深い今後の日本のライフスタイルにまで踏み込んだ議論をしたいと考えています。