福井へドライブ

夏の仕事が一段落ついたので、家族に「赦し」をもらい、3日間の単身ドライブ旅行に出かけた。走行距離は1300キロにおよび、全行程72時間のうち、30数時間ハンドルを握るという苦行に近い旅であった。

2009.08.26 21:00
子どもをお風呂に入れ、妻が寝かしつけを終えたのを確認してから自宅を出る。「とりあえず」福井を目指して出発!!
ETCを持っていないので高速乗るのはもったいないと、ひたすら一般道を繋いでいく。春日部より菖蒲から国道122号に乗り、国道125号から行田で国道17号バイパスに乗る。先週国道17号で真っ直ぐ水上の方まで出かけていたので、少し別の道を行こうと、国道140号を南下し、ひたすら飛ばして長瀞まで行く。そして県道37号線に乗り換え、小鹿野高校の辺りから国道299号線に移る。
すでに車に乗って2時間以上経ち、疲れが出てくる。そこで音楽をガンガンに流しながら、山奥をうねっていく一車線の国道299号線を走っていった。途中十石峠で霧が出てきたが、ここで休んでも仕方ないと先を急いだ。長野県佐久市に至って眠気がひどくなり、国道141号線沿いのコンビニの駐車場で夜を明かした。

2009.08.27 07:00
狭い車のシートで蹲って寝たため、体全体が固まってしまったようだ。コンビニのスパゲッティで腹ごしらえ。早速福井を目指してエンジンキーを回す。
国道141号線を北上。出発前に北陸の地図を購入したのだが、この辺りは関東の地図と北陸の地図のちょうど狭間にあり、どちらも20万分の1縮尺の地図しか掲載されていない。仕方なく国道のみを行くことにする。141号から国道254号に入る。この254号は群馬、埼玉を抜けて池袋まで繋がる道である。妙に感慨深い。
有料の三才山トンネルを抜けて松本市に入る。信州大学の脇を通る国道143号線から国道158号線に乗る。上高地へ向かうバスについて行きながら、どんどん北アルプスを登っていく。安房トンネルを抜け岐阜県に入る。平湯にあるすっぽんの養殖センターで、すっぽん粉末の入った栄養ドリンクを飲む。

11:00
平湯から国道471号線に乗り換え、神岡まですっとばす。この辺りは学生時代にタクシーで走ったことがあり、昔を思い出しながらアスファルト上の白線を追っていく。小柴教授の作った「カミオカンデ」で有名になった神岡のドライブインで肉そばとライスをかき込む。
国道41号線に乗り、飛騨で国道471号線、そして国道360号線に乗って白川郷へと辿り着く。あまり車を降りたくはなかったが、せっかくの世界遺産ということで界隈をぐるっと回る。白川郷は集落全体が茅葺きであり、そこで生活している住民の生活感が感じられて良かった。

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15:00
散策を終え地図をじっくりと眺めたところ、白川郷周辺は飛騨山地と両白山地に囲まれており、西へと抜けていく国道がないことに気付く。仕方なく有料の白山スーパー林道を行く。30キロ以上の林道であり、疲れのため不承不承料金所を抜けていった。しかし、高度1300メートル近くの絶景が広がり、退屈することなく一気に抜け、国道157号線を経て、福井県勝山市に至る。国道416号線を西へ向かい、あと少しと気が抜け始める。

17:15
福井まであと少しというところで、永平寺の看板が視界に入る。既に5時を回っていたが、まだ明るかったので少し立ち寄ってみることにした。国道416号線から354号線を曲がって10キロ弱の山奥に永平寺は鎮座する。中に入ることはできなかったが、誰もいない虫の声だけが響く閑寂な佇まいを味わう。

19:00
福井駅周辺のビジネスホテルで一泊。久しぶりの歓楽街で焼き鳥とビール二杯を堪能する。

2009.08.28 08:00
朝風呂で疲れを癒してから、今回の旅行の目的である丸岡町図書館を目指す。

東尋坊

日本海

敦賀

琵琶湖

名古屋

浜名湖

東名高速

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