『三毛猫ホームズの世紀末』

赤川次郎『三毛猫ホームズの世紀末』(角川文庫,1998)を一気に読む。
久しぶりの小説、久しぶりの赤川次郎作品であった。ご存じ名探偵三毛猫ホームズが活躍するシリーズである。1994年から95年にかけて「小説宝石」に連載された作品である。読みやすく展開も早いので、止まることなく読み進めたのだが、生き別れた双子や偏執な母親愛、同性愛要素など話題を詰め込みすぎて、最後は話そのものがパンクしてしまった感が否めない。

それにしても、時間を忘れて一気に物語にのめり込むという体験はいいものであった。