伊集院俊隆『本郷ロシア語クールス物語』(新読書社,1993)をパラパラと読む。
著者は東京外語大ロシア語学科を卒業し、東京・本郷でロシア語塾を主催していた方である。塾に参加していた受講生のことやモスクワ旅行、日本におけるロシア語教育について語っている。誤植もあったので、編集や校閲もなしにほとんど自費出版に近い形で刊行されたのであろう。個人的な思い出がずっと続くので、途中から飽きてしまった。
ちょうど私が駿台予備校で浪人生活を送っていた頃で、当時駿台1号館前にあったニコライ学院に羨望の眼差しを送っていた頃を思い出した。