『スペインのある農夫へのレクイエム』

ラモン・センデール著/浜田滋郎訳・解説『スペインのある農夫へのレクイエム』(西和書林,1985)を少しだけ読む。著書はスペイン現代文学を代表する作家で、ノーベル文学賞の候補にも上がった人物である。著者の生まれであるスペインのアラゴン地方を舞台にして、司祭と住民とのやりとりが描かれる。全く頭に入ってこなかった。
解説は半分だけ読んだ。著者はスペイン内戦の際にはアナーキスト派に属しており、ファシストに追われると同時に、共産党からも命を狙われ、1938年以降ずっと亡命生活を送っている。