『銀河にひそむモンスター』

夏休みの8冊目

堀江純一『銀河にひそむモンスター』(岩波書店,1991)をパラパラと読む。
平易な文体で書かれているが、本格的な銀河に関する入門書となっている。タイトルにある銀河のモンスターとはブラックホールのことである。ブラックホールが銀河の中心にあることで、ブラックホールの超巨大な重力によって、銀河の中心には1立法光年の中に数百万個から数千万個の星が密集する。またブラックホール自体も自転しているので、磁力線が捻じ曲げられた降着円盤が存在する。そうしたブラックホールの莫大な力によって、銀河は楕円形や渦巻き型のような形で公転しているのである。
スケールが大きすぎる話であった。