『プレイバックへようこそ』

氷室冴子『プレイバックへようこそ』(角川書店 1989)を読む。
「月刊カドカワ」に連載されたコラムで、オリンピックやアイドル、習い事、クラブ活動、結婚・恋愛など、時代によって変遷してきたものを取り上げ、当時30歳前後の同世代向けに、新人類・シラケ世代と揶揄された世代の価値観などが披露されている。といってもお堅いものではなく、角川書店の本なのに、日刊ゲンダイが推薦されていたり、漫画やアニメなども紹介されたりしている。現在65歳前後となった世代の考え方に触れることができて興味深かった。