「ベラルーシ大統領『コロナ乗り越えた』」

本日の東京新聞朝刊に、ベラルーシのルカシェンコ大統領のコメントが掲載されていた。ベラルーシと言ってもピンとこない人が大半であろう。ロシアの西側、ポーランドの東側に位置し、人口も1000万人に満たず、一人当たりのGDPも7000ドル弱の中流国である。ロシアべったりの国である。日本との貿易もあまりなく、馴染みの薄い国である。

大統領を務めるルカシェンコ氏は「欧州最後の独裁者」とも称され、コロナ禍でも、ウォッカを飲めば治るとトランプ大統領ばりの奇想天外ぶりを発揮している。また、旧ソ連の指導者に憧れているのか、政治スタイルを変えようとせず、国内の自由な政治活動や表現の自由が大きく制限されている。

ドラえもんのキャラに例えるとスネ夫のような存在で、ロシアというジャイアンに陰に隠れつつ、ジャイアンを上手く利用して立ち振る舞うコバンザメのような立ち位置を保っている。米国の核の傘にすっぽり入ってひたすら経済を優先してきた日本によく似た国と言っても良い。