『ホテルローヤル』

第149回直木賞受賞作、桜木紫乃『ホテルローヤル』(集英社 2013)を読む。
釧路の片田舎にあるホテルローヤルを巡る群像劇である。何が面白いという訳ではないが、夜の性愛を覆い隠そうとしても隠しきれない昼の日常生活の脆さを描き出す。