『駈ける野望』

豊田行二『駈ける野望』(廣済堂文庫 1991)を読む。
デパートに勤める「醜男」西沢雄太郎が出世をかけながら次々と女性と一夜と共にする官能小説である。時代設定も1970年代の「モーレツ社員」の頃であろうか、温泉マークの俗称である「逆さくらげ」やエレベーターガールとの情事など時代を感じるシーンが登場する。
競争に疲れたサラリーマンが駅前のキオスクなどで通勤帰りに堪能したのであろうか。

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