「漢語教育強化『文化の大量虐殺』」

本日の東京新聞朝刊に、中国内モンゴル自治区で中国の標準語である漢語の教育が強化され、母語であるモンゴル語教育が排斥されているとの報道があった。いよいよ中国が自治区の漢民族化を促進させ、騎虎の勢いで国内の反政府勢力の根絶やしに取り掛かっているとの印象だ。

記事を読みながら、戦前の日本の皇民化政策そっくりであるとも思った。日本は韓国や北朝鮮、東南アジア諸国で、相手国の文化を無視して日本語政策をゴリ押しした結果、戦後80年近い年月が経っても、近隣諸国からの怨みを解決できていない。

たとえ小国であろうとも、その文化や伝統、宗教などは尊重する国としての責務の重さを、授業の中で繰り返し伝えていきたい。