「中国漁船 インドネシア人虐待死相次ぐ」

本日の東京新聞夕刊に、南シナ海で操業する中国漁船の時代錯誤なまでの労働環境が具に報じられていた。記事では小林多喜二の「小説『蟹工船』を思わせる過酷さ」と述べているが、中国漁船の違法な営業に対しては、中国司法当局に頼るのではなく、東南アジア全体の問題として捉え、断固とした姿勢で臨むべきである。

というのも、現在中国は南シナ海の鉱産資源や魚介資源などを我が物顔に領有し始めている。インドネシア人に対する虐待という個別問題も重要だが、そうした問題を生み出すような中国側の体制へも目を向けていきたい。