「ロヒンギャ密航 後を絶たず」

本日の東京新聞朝刊に、ミャンマー国内で難民化しているロヒンギャが取り上げられていた。こちらも授業が再開されたら、是非触れたいと思っている話題である。

ロヒンギャとは、仏教国のミャンマー国内で生活するイスラム教徒の少数民族である。長い間、ミャンマー国内で生活していたのだが、アウンサン・スーチーさんが国家顧問に就いてから、軍事力まで行使して弾圧が強化されている。ミャンマー政府はイスラム教国の隣国バングラデシュへ追い払おうとしたのだが、バングラデシュ側も経済的に受け入れることはできず、ミャンマーとバングラデシュの国境付近の難民キャンプでの足止めが続いている。

記事によると、同じくミャンマーの南側と国境を接しているマレーシアへの密航が相次いでいるという。言語や生活習慣の違いなどの溝は大きいが、マレーシアは経済的にも成功しており、マレーシアで共存する基盤が生まれることを期待する。

労働の場があるところ、金の落ちるところに人口が移動するのは経済の大原則である。ちなみに、一人当たりの名目GDPは以下の通りとなっている。
米国:62,869ドル
日本 :39304ドル
マレーシア:11,072ドル
バングラデシュ:1,749ドル
ミャンマー:1,300ドル