村上龍・坂本龍一対談集『EV.Cafe 超進化論』(講談社文庫 1988)を少しだけ読む。
本棚を整理するため、大昔に買った本を捨てようと手に取ってみた。つくば万博に行った話が出てきたので、確認してみると、1985年に単行本として刊行された本だった。
小説家村上龍氏と音楽家坂本龍一氏が、吉本隆明、河合雅雄、浅田彰、柄谷行人、蓮實重彦、山口昌男の6氏を迎え、社会や文化、政治、日本をぶった切っていく。ニューアカデミズムのど真ん中を行く内容であった。
当時の文学や映画、思想の状況がリアルには理解できないので、いまいち頭に入ってこなかった。
確か、大学生の頃に買ったのだが、背伸びすることに憧れていたのであろうか。