下関マグロ『メモ人間の成功術:たった10秒で人と差がつく』(幻冬社文庫 2008)を読む。
またしてもビジネスノウハウ本である。
この手の本にありがちな、成功者が自身の時間管理術や手帳術、交渉術、目的に向かっての生活習慣などの成功の秘訣を語るといった「上から目線」の内容ではない。筆者は名刺やレシートの裏でも、カレンダーの余白でも、ケータイの撮影機能でも、音声メモ機能でも、どんなツールを使ってでも頭にふと思い浮かぶアイデアを残していくことが、作品制作でもビジネスでも大切だと述べる。
最後に筆者は次のように述べる。
メモすることは重要だが、それ以上に重要なのは「続けること」である。ケータイ、パソコン、手帳など形式はなんでもいいからメモを続けてみよう。続けていけば、きっと自分自身が見えてくるはずだ