地上波で放映された、フローラン・シリ監督『いのちの戦場 -アルジェリア1959-(L’ENNEMI INTIME)』(2007 仏)を観た。
高校・浪人時代に世界史を勉強した記憶を引き出すに、1955年のアジア・アフリカ会議以降、比較的平和裡にアフリカ諸国が独立していったという印象が強い。しかし、チュニジアやモロッコが穏健に宗主国のフランスからの独立を果たしたのに対し、アルジェリアは130年続いた植民地支配の結果、複雑に利害関係が絡まっており、独立戦争は7年も続き、100万人の犠牲を出しての独立であった。アルジェリア側にもフランス軍に従事するものもおり、ドゴール・フランス政権はアルジェリア人同士の反発を上手く利用するが、結局は破綻を来たし、アルジェリア独立が果たされる。
疲れが出てしまい、文章が変