『宇宙兄弟』

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秋口より、職場の近くの焼きそば屋に何回か通い、小山宙哉『宇宙兄弟』(講談社)を1巻から10巻まで読んだ。
継続性のない自分にとって2ヶ月くらいかけて10巻まで読むというのは珍しい。それだけ作品に40歳のおやじを引きつけるだけの魅力があるのだ。日本で初の月面着陸を果たした宇宙パイロット難波日々人を弟にもつ南波六太が、厳しい選考試験を経て同じ宇宙パイロットを目指す物語である。10巻までで兄六太はNASAでの訓練の真っ最中で、弟日々人は月で命からがらのプロジェクトに従事している。
決して若くもなくエリートでもない六太が宇宙を目指すというシンデレラストーリーなのだが、心理描写や回想シーンが巧みに用いられ、読めば読むほどキャラクターへの思いが募ってくる。
大盛り焼きそばを食べ続け、何とか22巻まで読破してみたい。

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