『TUGUMI』

吉本ばなな『TUGUMI』(中公文庫)を読んだ。
短い小説であったが印象深い作品であった。つぐみという病気を抱えたが故にひねくれた性格を持つ少女と、そうした少女と付き合うが故に性格も素直な私と、そして姉陽子との交流の話である。
何気ない日常の光景を描いた作品であるが、病人であるつぐみに読者の関心が引きつけられて、最後まで一気に読み進めてしまった。最後はハッピーエンドで終わったので読後感が良かった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください