今日は、テレビ朝日のドラマ『反乱のボヤージュ』(野沢尚原作・脚本)を観た。
おそらく1996〜98年当時の駒場寮廃寮闘争を描いたものであろうが、いささか失望する内容であった。「全共闘運動」を「父親探し」と位置付け、若者の反乱する力を暖かく見守る「父親的視座」の欠如を訴えるというものであった。寮の内部の落書きや食堂から重機が攻め込んでくる設定など私自身「懐かしい」と感じるものもあったが、今求められる自治寮の意義や展望について全く触れられていなかった。原作がどのような視点で書かれているのか分からないが、テレビを見る限り、30代以下の大半の視聴者は主旨を理解できなかったであろう。
『反乱のボヤージュ』
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