本日の東京新聞夕刊に、米国の首都ワシントンDCの住民には、連邦議会の議員を選出する権利がない現状とその歴史的背景についての記事が掲載されていた。Wikipediaによると、2019年現在で人口は71万人となっている。多くの人が暮らす都市なのだが、合衆国憲法で首都が特定の州の支配を受けないように議会の直轄地にすると定めたのが背景にあるとのこと。連邦制を採用する米国ならではの措置で理解はできる。但し、合衆国憲法が制定された頃は1万人に満たない人口である。70万人を超えた現在では、アメリカが建前とする民主主義の方が優先されるべきであろう。