一昨日、西湖周辺のサイクリングの途中で、「西湖コウモリ穴」と呼ばれる溶岩洞穴に立ち寄った。
総延長は350mほどの富士山麓では最大規模の洞穴である。
周囲は針葉樹林が多く、苔や地衣類が生えていた。一歩洞穴に踏み入れるとひんやりとしており、江戸時代に氷を江戸まで献上していたというのも肌感覚で理解できた。
我々人類は文明以前の太古から地表で暮らしてきたが、10mも地下に潜るとこのような別世界が広がっているという事実に改めて驚きを感じた。ジュール・ヴェルヌの『地底旅行」やディズニーシーのアトラクション「センターオブジアース」のように、地表からは窺い知れない世界に対して正しく畏れることが大切であると感じた。