松本章男『京の裏道:洛南』(平凡社カラー新書 1978)をパラパラと読む。
京都の有名な寺社仏閣の写真ではなく、山裾の民家や集落の佇まいが描かれる。バブル以前の昭和の風景である。
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『ストリートチルドレン』
工藤律子『ストリートチルドレン:メキシコシティの路上に生きる』(岩波ジュニア新書 2003)をパラパラと読む。
メキシコの首都の路上で生活する少年少女を数年にわたって取材した労作である。現地の支援団体とも連携する中で、ジャーナリストの立場からNGOのスタッフへと変わっていった経緯が描かれている。
こうしたストリートチルドレンの解決の方法として、著者はフェアトレードをあげている。
『脳男』
首藤瓜於『脳男』(講談社文庫 2003)を読む。
2000年に刊行された本の文庫化である。以前に映画を見て面白かった作品であるが、原作の方は説明が主体でミステリー小説としては