本日の東京新聞朝刊に、ロシアの民主派野党指導者のナバリヌイ氏がロシア国内で逮捕された件を受けて、欧州がロシアに圧力をかけているとの報道が掲載されていた。
ロシアはプーチン大統領の独裁体制になっており、資源や武器の輸出で経済は回っているが、それらをコントロールする政治の方は極めて硬直化している。欧州がロシア政治の生命線ともなっている天然ガスパイプライン
辻堂ゆめ『あなたのいない記憶』(宝島社 2016)を読む。
意図的な記憶のすり替えをモチーフに、どんでん返しが繰り返されるミステリー小説である。最後まで結論が分からず、一気に読み進めた。人間にとって記憶とは、都合よく解釈され、断片的な風景で物語られるあやふやなものである。しかし、その記憶こそが人間が明日を目指して生きる源泉となっていることに気付かされた。
本日の東京新聞朝刊に、タイ王国の不敬罪に関する記事が掲載されていました。
タイはヨーロッパの帝国主義の植民地争奪の緩衝地帯となったため、君主制が現存する珍しい国です。立憲君主制を採用していますが、国王が政治に介入することが多く、若者の反発を招いています。2学期期末考査前の授業で映像を紹介しましたが、覚えているでしょうか。日本メーカーの工場も数多く立地しており、目が離せない記事となってます。
ちなみに、「不敬罪」とは、国王および王族・王宮などに対して不敬の行為をする罪で、日本国憲法では廃止されているものです。政治的な主張や意見を述べる環境は保証されるべきですが、ヘイトスピーチと同様に、個人や組織を人格的に否定するような発言や行為は慎みたいものです。