月別アーカイブ: 2020年5月

『花田編集長! 質問です。』

花田紀凱『花田編集長! 質問です。:出版という仕事で生きる』(ユーリード出版 2004)をパラパラと読む。
雑誌『編集会議』(宣伝会議刊)に連載されていた「花田編集長の編集なんでもQ&A」コーナーの内容をまとめたものである。出版業界を目指す学生や実際出版業界に身を置く編集者の悩みにズバリと答える。朝日新聞が嫌いな理由もズバリ「きれい事に終始しているところがイヤ」と回答を寄せている。
雑誌の連載コーナーなので、わざわざ単行本にする必要があったのだろうか。出版業界を目指す学生以外、読む価値はない。

ジャイアント エスケープR3 サイズXS 人気のホワイト 2015年モデル 中古美品

娘の自転車をジモティーで購入した。

以下、出品者のコメント

人気のGIANT ESCAPE R3 2015年モデルです。
新車時価格で52500円程です。

写真よりご自身でご判断ください。
状態は錆、傷は少しありますが、全体的に良い状態です。

タイヤはチューブまでの確認はしていないのでおまけ程度とお考え下さい。
現状では空気も入ります。

サイズXSですのでメーカー推奨の適応身長が155〜165㎝くらいとなっております。
その他スペック等の詳細は下記URLからご確認ください。
https://www.giant.co.jp/giant15/bike_datail.php?p_id=00000060#geometry

防犯登録も当方でさせて頂きます(別途600円)ので、すぐに乗り出し可能です。

JAMIS QUEST SPORT

これから自転車通勤を始められる方や、通勤用自転車を物色されている方に参考になればと思い投稿しました。
自転車通勤を始めて6年目になりますが、クロスバイク、マウンテンバイク、アルミロードと試行錯誤しながら、現在はジェイミスのクロモリロードで落ち着いています。アルミに比べて重量があるので、夜でも安心して乗ることができます。
また、タイヤですが、長距離通勤で32cは重いし、道路の窪みや排水溝の上を走るとなると25cは不安なので、結局は28cタイヤがベストですね。
コンポですが、有名な自転車整備のYouTubeでも宣伝されていましたが、8速のクラリスが気に入っています。チェーンも頑丈なので、一度もトラブルになったことがありません。通勤は「8速最強!」です。


『20』

窪塚洋介『20』(光進社 2000)をパラパラと眺める。
芸能人の窪塚洋介の二十歳を記念した写真集(ポエム集?)である。自分は周りとは違うという自意識が多分に露出された文で埋め尽くされている。著者自身に興味がなかったので、1分ほどで読み流した。

『地図を破って行ってやれ!』

石田ゆうすけ『地図を破って行ってやれ!:自転車で、食って笑って、涙する旅』(幻冬舎文庫 2016)を読む。

2013年に刊行された本の文庫化である。著者の石田氏は学生時代に自転車で日本一周、そして大学卒業後に自転車で世界一周を果たしている、生粋の自転車旅行家である。その著者が、3、4日かけて日本のあちこちを自転車で気軽に旅するという企画である。冒険というよりも、エッセー仕立てであり、ビールと地図を片手に、ふんふんと読んだ。

印象に残った点を2ヶ所書き留めておきたい。前半は熊本県阿蘇の旅行記の一節である。私も自転車旅行ならではの「地球」を新鮮に感じる旅を重ねていきたい。後半は本書でも随所に登場する友人との再会について述べた一節である。論語の「朋有り遠方より来る、亦た楽しからずや」を思い出した。ちょうど新型コロナウイルスの外出自粛の影響で、ずっと家にいる自分にじっくりと語りかけてくるような内容だった。ツールや同行者を問わず、旅を大事にしたい。

そうしてくだんの白川水源に着くと、「こりゃたしかにすげえわ」と目を丸くした。
木立の中に澄みきった泉があった。新しい水槽のように水の中がはっきりと見える。底は砂地で、ジオラマや森のような藻が繁茂している。そこに一ヶ所、砂が舞い、藻がたえまなく揺れているところがあった。水が猛烈に湧き出しているのだ。その水は大きな清流となって、下流へ囂々と音を立てて流れている。湧き出す水の量はなんと毎分60トン。大地から水が生まれている。そのことがはっきりと目に見える。地球-この言葉を、阿蘇に来て何度頭に浮かべただろう。

-旅のおもしろさが最も極まるのは、人と再会するときじゃないだろうか……。
旅に出なければ会うはずのなかった人に会い、別れてからはそれぞれの道を歩む。そしてときを経て再会する。その懐かしい顔を見たとたん、前回会ったときから現在まで続いている長大な時間を感じ、人生を俯瞰しているような気分になる。
この22年間は本当にあっという間だった。大学を出て、サラリーマンになり、世界をまわって、文章を書くようになった。さまざまな出来事と感情が駆け足で流れていった。そのあいだ、(旅先で再開した)お父さんはラーメンを作り続け、3人の子が結婚し、7人のお孫さんを持った。そんな互いのドラマが、二本の放物線が交わるように、ある一点で再び交差する、お互いの目尻には笑いじわが増えている。人生というのは、なんてユニークなんだ。体の奥から力があふれてくる。