日別アーカイブ: 2019年9月9日

『シューカツ!』

石田衣良『シューカツ!』(文藝春秋 2008)を読む。
90年代後半から00年代前半の就職氷河期が終わりを告げ,リーマンショック前の好調であった就職戦線を舞台に,大学生の就活と青春を描く。
高田馬場にあるW大学に在籍する7人の学生がテレビ局や出版社を受験する中で成長していく”ビルドゥングスロマン”となっている。
最初はつまらなくて読むのを止めようと思ったが,ついつい主人公に肩入れしながら最後まで一気に読み進めた。最後のページまで結論が分からず,著者の筆力に脱帽である。

途中,主人公の千晴と同じW大学出身で,就職氷河期に卒業したバイト先の同僚が登場する。非正規の立場に自己否定と嫌悪感と顕にする同僚の姿が印象に残った。

救援連絡センター50周年記念シンポジウム

以下,メーリングリストより転載


改憲攻撃下の弾圧といかに闘うか

ー天皇代替わり・オリンピック情勢の中でー

・10月6日(日)午後1時~
・曳舟文化センター レクホール
行き方
京成線「京成曳舟」下車
半蔵門線・都営浅草線「曳舟」下車
・シンポジウム
・パネラー
内田博文さん(九大名誉教授、神戸学院大教授、ハンセン病市民学会共同代表)
鵜飼哲さん(一橋大名誉教授)
笹沼弘志さん(静岡大教授)
三角忠さん(救援連絡センター運営委員)
・コーディネーター
山本志都さん(弁護士・救援連絡センター運営委員)

・資料代・参加費  800円

主催 救援連絡センター