月別アーカイブ: 2018年7月

チェーンの張替えとMTB通勤使用

久しぶりに自転車を整備した。
ロードバイクのチェーンの張替えをした。チェーンの張替え自体は3度目だが、ロードは購入して以来初めての交換である。作業そのものはすぐに終わったが、前のチェーンが大分伸び切っていたようで、ディレーラーの調整に手間が掛かった。部品自体を交換するのは楽だが、正解の分かりにくい調整は面倒である。

また、マウンテンバイクもより通勤しやすいように、さらに細いタイヤに付け替えた。今まで700×48cという太いノーマルタイヤを履かせていたが、片道19キロの通勤だとペダルに掛かる重さをひしひしと感じていた。
そこで新しく32cのタイヤに換えたところ、あまりの軽さにびっくりであった。それなりの太さもあるので、車道脇の凸凹に対して安心感もあり、ベストなチョイスであった。

良い社会をつくる公共サービスを考える7.13埼玉集会

 

先日、埼玉県公務公共サービス労働組合協議会主催の「良い社会をつくる公共サービスを考える7.13埼玉集会」に参加した。公務員や連合傘下の組合が中心であるが、医療福祉や教育機関、地域交通などの「公共サービス」の質を向上させることが、豊かな地域社会づくりに繫がるという運動である。主催者あいさつの中でも、少子高齢の進展や自然災害を通じて、安全かつ良質な公共サービスと国民の健全な生活環境が根底から損なわれている実態が露呈したとの話があった。公務員に労働基本権が保証されていないことがそもそもの問題の原因である。「自己責任」という言葉が跳梁跋扈して久しいが、国、地方公共団体の責任の一層の明確化と官民問わず公共サービスに従事する者の適正な労働条件の確保と労働環境の整備が求められる。

後半は、名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授の内田良氏の「学校の日常を『見える化』する 部活動改革から働き方改革まで」と題した講演会が行われた。1時間という限られた時間であったが、ソフトな語り口ながらずばり核心に迫っていく話にすっかりと引き込まれてしまった。「生徒第一」「教育的意義」という美辞麗句のもと、制度設計なき長時間労働を黙認し、教員の自主性を絡め取りつつ過熱化する部活動のあり方に丁寧にメスを入れていた。
内田氏は運動会での組体操や運動部そのものは決して否定していないし、現行の教育が失敗しているとも断じていない。しかし、人や場所、カネ、時間などの資源が極めて制約されている中で、勤務時間外のサービスが過剰に美化・奨励されている現状に警告を発する。学校こそがブラック企業そのものである。また、「部活動がきつい」「休みがなく過労死しそうだ」という意見に対し、「そうした意見は一部である」という反論が必ず出てくるが、ブラック企業もいじめも過労死も全ての問題は「一部」なのである。一部の問題を全体で配慮するのが社会や教育の役割であると内田氏は強調する。
最後に、全国大会を目指す部活は民間のクラブの競争の論理にゆだね、部活動素人の教員は地区大会レベルで活躍できる、せいぜい6時くらいには全てを終えて帰れる制度設計が必要だと結論付ける。
勝利至上主義だけでなく、安全管理や健康管理という側面からも部活動が長時間化する傾向が強まっている。教員の自主性という面倒な要素もあるが、「ちょっとおかしいよね」と言える文化を大切にしていきたい。

『地震と独身』

酒井順子『地震と独身』(新潮文庫 2014)を読む。
東日本大震災では家族の絆がクローズアップされたが、20代30代の独身がどのように震災を受け止め行動したのか、著者自身が東北地方を数年かけて回ったルポルタージュとなっている。いたずらに「独身者だから〜」といった単純なカテゴライズをすることなく、震災を機に自分を見つめ直し、そこから転職をする人、結婚に踏み切る人、離婚してしまう人など、様々な震災の受け止め方を丁寧に取材している。
私もそうだが、震災を自分の人生の中でどう位置付けるかは、人それぞれであり、その判断はその人の生き方そのものであり、尊重していきたい。

急増「コンビニ外国人」

本日の東京新聞朝刊の記事より
コンビニで働く外国人はここ数年急増し、大手三社で4万人以上となった。既に身近な存在だが、本年はなかなか紹介されない。どんな生活をし、なぜこんなに多いのか。

・以前は中国系が多かったが、東日本大震災後、日本語ブームのベトナムやネパールの出身者が増えている。
・最近はスリランカ、ウズベキスタン、ミャンマーの人も多い。
・彼らの大半は留学生で、週28時間までアルバイトが認められている。
・日本は「勉強しながら働ける珍しい国」である。
・人手不足のコンビニ業界のニーズと日本語を実践で学ぶことができる留学生の思惑が一致した。
・日本政府も「留学生30万人計画」を掲げ、受け入れに積極的だ。ファーストフードや居酒屋を含む留学生バイトは昨年は約26万人となり、13年の2.5倍に増えた。日本語学校は過去5年で200校も増え、680校もある。

・日本語学校の授業料や渡航費は現地の平均年収の数十倍になることもあり、多くの留学生が借金を背負っている。
・中には強制送還覚悟で週28時間を超えて働く人や、バイト先のあっせんで摘発される日本語学校もある。
・日本は「移民」を認めていないが、外国人労働者は5年連続で過去最多を更新し、昨年は約128万人になった。
・最近は「外国人技能実習制度」の対象に「コンビニの運営業務」を加えようとする動きもある。

フリーライターの芹澤健介氏は「移民に賛成か反対かという議論を超えて、私たちの生活は外国人の労働力に依存している。実際に隣で働き、生活している人たちと、いかに共生していくかを考えるステージに入っている」と話す。

『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』

下の子と一緒に、ララガーデンで矢嶋哲生監督『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(2018 東宝)を観た。
途中ぐっすりと寝てしまったので、話の中身は分からなかったが、ピカチューが動いている映像を初めて観た。ポケモンに夢中になっている下の子の様子を見ただけで満足であった。